北海道、ヒッコリーウィンドにいる間、末期ガンと闘う女性と、そのご家族がゲスト様で訪れました。
…痛み止めを、持ちながら。
話を聞くだけで、目頭が熱くなります。
トラベルビデオもご依頼承り、DVD制作させて頂きました。
滞在中、慌ただしい中、久々「死」について考えさせられます。
実は僕は、家族の死に早い段階で立ち会っていて、葬儀の喪主を4回やっています。
そして祖母の最期は、似たように痛み止め(モルヒネ)を持って自宅療養だったので、
旦那さんが奥さんを見る目は、僕のその頃の記憶と被ります・・・。
身近な死に触れ、考える事も多かったのですが…
もし仮に死が悲しく悪いモノとしたら、
人類の最後は、皆バッドエンドで終わってしまうワケです。
映画フォレストガンプの主役の母親、Mrs. Gumpの一言
Death is just a part of life.
死は人生の一部なんだから
Something we’re all destined to do.
誰でも持ってる運命よ
AppleCEO、スティーブ・ジョブズの妹、作家のモナ・シンプソン弔辞
死がスティーブに訪れたのではありません。
彼が死を成し遂げたのです。
輪廻転生、リンカーネーション、宗教もろもろ色んな考え方、哲学があると思いますが
今回の経験で僕は、人間の最後の死は「美しいモノ」だと想うのです。
そして 周りの人々は、悲しいのでなく、実は「感動の涙」を流しているんだと。
余命が分かった時、その美しさがあらわになり、その残り時間の節々で涙が出るのではないでしょうか。
家族の死、仲間の死、愛する人の死、色んな最期と立ち会って、シワと共にその人が心に刻まれ、自分の中で永遠に生き続ける。
今回の出会いから更に学び、そんな哲学を持っているのです。
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