冬の情熱、道東・鶴居村へ1ヶ月の滞在。下の巻【2019】

千葉へ戻りました。今回の北海道は36日間、沢山の気付きと学び、反省と発見に溢れた、振り返ると熱く情熱的な日々。
今更かもしれないが、今回の冬から学んだ新たな発見は「感謝」であった。もちろんいつも、人から何か貰ったり、野生動物達が出てきてくれたり、人、土地、自然、先祖…八百万に心から感謝している。ありがとう、と伝えたりお返しもする。

だが今回感じた感謝は、何と表現すれば良いのか分からないが、心の奥の方からしっとりと滲んでくるもの。そのまま瞳から出そうになるが、排出されずに身体の中を廻るもの。

これは野生動物、車、道具、そして経験そのものに対して感じていた。心震える映画や、深く良い話、素晴らしい体験などからの「鳥肌が立つ感動」を超えた、「溢れ出す感動」であった。
……….
兎に角、素晴らしい経験をさせて貰っている事にヒッコリーウィンドをはじめ北海道に感謝である。風は吹き川は流れる。受けた水流をまた次に伝えたいと感じる。
冬と来年に再会する事を約束し別れ、さぁ春の中へ。季節も自分も動いている。陽気の中でも心の奥には冬の情熱を燃やし続けたいと思う。