旅立ちの日、北海道から千葉へ。
いつもどうりAM6:00起床、部屋の掃除をし、頼まれていた年賀状のプリントを済ませる。
帰り道に食べなさいと、忍さんから手作りお弁当を頂く。アイヌ模様の、藤戸さんの手拭いに包んで。
釧路駅まで送って貰える事に。
出発までに、そういえばkenta君とナミちゃんが、白樺の木の丸木が欲しいと言っていたのでセッセとノコギリでカット。
この木は、あの全国的に寒気が来て北海道中が豪雪になったとき、雪の力に負けて倒れた樹齢28年の白樺。
そう、俺と同い年。きっとこの木を見るたびに、ヒッコリーでの雪の日々を思い出す事でしょう。
———–
駅に着くと、kenta君が早朝のアルバイトをとっとと片付けて見送りに来てくれた。
手元に紙袋。六花亭のマルセイバターサンドを頂き、さらに今回作ったDVDを買ってくれた。
この人、「お金があんまり無くて…」って話をしていたのに、僕にお金を使ってくれた。
これには参った。一気に胸が熱くなる。きっとこれが、本物のお金の使い方だろう。kenta君からも、大事な事を言葉無く学ませて頂く。
そして誠さん、忍さん、kenta君3人、わざわざ駅のホームに切符を買って入場して見送ってくれる。ああ、どこまでアッタカイのか。
夏の再会を約束し、一旦のお別れを告げ空港へ。向かう途中にお弁当とマルセイバターサンドを頂く。
お弁当に手紙が。誠&忍よりって、開けると…駄賃が入っている。
これにはもう、流石にやられました。まぶたが熱くなり、しばらく窓の外を見つめる。
————–
僕は、沢山の人から心の灯火を受け取っている事に気付きました。
この炎は、人それぞれ色も形も違い、どれが良いとか悪いとか、そんな比べられるもんじゃあない。
小さく静かに燃えていても、激しく煌々と燃えていても、必ず人から人へ受け継がれます。
もし、くすぶっていても息が絶えるまで消える事はありません。
この地球上では、1日に15万人の炎が消え、20万人の生命が新たに灯るそうです。20.9秒に一人生まれ、20.6秒に一人死んでいくことになります。
すべての生命の数でいったら、それは測れないでしょう。そうやって消えては灯り世代を超え受け継がれて行く。
今回の北海道、鶴居村への僕の旅は今日で終わりですが、人生の旅はまだ始まったばかりです。
HickoryWindから受け取った炎は、僕の中で静かに燃え、「安藤誠のスピリットを学ぶ」のは、今からが始まり。
そして
「おがわこうじのスピリット」
を磨き、この炎が誰かの胸やまぶたを熱くする事が出来れば、そこにまた感動が待っている事でしょう。
——————-
このブログを見て頂き、応援のメッセージをたくさん頂きました。
本当に、ありがとうございます。
今後も日々感じた事や、皆様の役に立つような情報配信、近況をUPして行きたいと思います。
今世、わたくし「おがわこうじ」
をよろしくお願いします。
また一緒に笑ったり、ホッコリしたり、時間を共有出来る事を楽しみにしています。
有難う。